主日(日曜)の聖書



年間第19主日 2005.8.7

安心しなさい。わたしだ。恐れることはない   
 (マタイ 14・27より)





マタイによる福音(マタイ 14・22-33) 
 
 〔人々がパンを食べて満腹した後、〕
イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸へ先に行かせ、
その間に群衆を解散させられた。

群衆を解散させてから、祈るためにひとり山にお登りになった。
夕方になっても、ただひとりそこにおられた。

ところが、舟は既に陸から何スタディオンか離れており、
逆風のために波に悩まされていた。

夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた。

弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、
「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた。

イエスはすぐ彼らに話しかけられた。
「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」

すると、ペトロが答えた。
「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、
水の上を歩いてそちらに行かせてください。」

イエスが「来なさい」と言われたので、
ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。

しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、
「主よ、助けてください」と叫んだ。

イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、
「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。

そして、二人が舟に乗り込むと、風は静まった。

舟の中にいた人たちは、
「本当に、あなたは神の子です」と言ってイエスを拝んだ。









年間第20主日 2005.8.14

婦人よ、あなたの信仰は立派だ   
 (マタイ 15・28より)





マタイによる福音(マタイ 15・21-28) 

  〔そのとき、〕イエスは、ティルスとシドンの地方に行かれた。

すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、
「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。
娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。

しかし、イエスは何もお答えにならなかった。
そこで、弟子たちが近寄って来て願った。
「この女を追い払ってください。叫びながらついて来ますので。」

イエスは、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊のところにしか
遣わされていない」とお答えになった。

しかし、女は来て、イエスの前にひれ伏し、
「主よ、どうかお助けください」と言った。

イエスが、「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない」とお答えになると、

女は言った。「主よ、ごもっともです。
しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」

そこで、イエスはお答えになった。
「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」
そのとき、娘の病気はいやされた。










聖母の被昇天 2005.8.15

あなたは女の中で祝福された方です   
 (マタイ 1・42より)





ルカによる福音(ルカ 1・39-56) 

  そのころ、マリアは出かけて、
急いで山里に向かい、ユダの町に行った。

そして、ザカリアの家に入ってエリザベトに挨拶した。

マリアの挨拶をエリザベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。
エリザベトは聖霊に満たされて、

声高らかに言った。
「あなたは女の中で祝福された方です。
胎内のお子さまも祝福されています。

わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。

あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、
胎内の子は喜んでおどりました。

主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、
なんと幸いでしょう。」

そこで、マリアは言った。

「わたしの魂は主をあがめ、
わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。

身分の低い、この主のはしためにも
目を留めてくださったからです。
今から後、いつの世の人も
わたしを幸いな者というでしょう、

力ある方が、
わたしに偉大なことをなさいましたから。
その御名は尊く、

その憐れみは代々に限りなく、
主を恐れる者に及びます。

主はその腕で力を振るい、
思い上がる者を打ち散らし、

権力ある者をその座から引きおろし、
身分の低い者を高く上げ、

飢えた人を良い物で満たし、
富める者を空腹のまま追い返されます。

その僕イスラエルを受け入れて、
憐れみをお忘れになりません、

わたしたちの先祖におっしゃったとおり、
アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」

マリアは、三か月ほどエリザベトのところに滞在してから、
自分の家に帰った。









年間第21主日 2005.8.21

あなたはペトロ。
この岩の上にわたしの教会を建てる  
 (マタイ 16・18より)





マタイによる福音(マタイ 16・13-20) 

   イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに、
「人々は、人の子のことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。

弟子たちは言った。
「『洗礼者ヨハネだ』と言う人も、『エリヤだ』と言う人もいます。
ほかに、『エレミヤだ』とか、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」

イエスが言われた。
「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」

シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。

すると、イエスはお答えになった。
「シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。
あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ。

わたしも言っておく。
あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。
陰府(よみ)の力もこれに対抗できない。

わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。
あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。
あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」

それから、イエスは、御自分がメシアであることをだれにも話さないように、
と弟子たちに命じられた。









年間第22主日 2005.8.28

自分を捨て、自分の十字架を背負って、
わたしに従いなさい  
 (マタイ 16・24より)





マタイによる福音(マタイ 16・21-27) 

    〔そのとき、〕イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、
長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、
三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。

すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。
「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」

イエスは振り向いてペトロに言われた。
「サタン、引き下がれ。
あなたはわたしの邪魔をする者。
神のことを思わず、人間のことを思っている。」

それから、弟子たちに言われた。
「わたしについて来たい者は、自分を捨て、
自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。

自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが
、わたしのために命を失う者は、それを得る。

人は、たとえ全世界を手に入れても、
自分の命を失ったら、何の得があろうか。
自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。

人の子は、父の栄光に輝いて天使たちと共に来るが、
そのとき、それぞれの行いに応じて報いるのである。」