主日(日曜)の聖書



年間第13主日 2006.7.2

少女よ、わたしはあなたに言う。起きなさい
(マルコ 5・41より)






マルコによる福音(5.21-43、または5.21-24、35b−43)

 〔そのとき、] イエスが舟に乗って再び向こう岸に渡られると、
大勢の群衆がそばに集まって来た。
イエスは湖のほとりにおられた。

会堂長の一人でヤイロという名の人が来て、
イエスを見ると足もとにひれ伏して、

しきりに願った。
「わたしの幼い娘が死にそうです。
どうか、おいでになって手を置いてやってください。
そうすれば、娘は助かり、生きるでしょう。」

そこで、イエスはヤイロと一緒に出かけて行かれた。
大勢の群衆も、イエスに従い、押し迫って来た。

《さて、ここに十二年間も出血の止まらない女がいた。

多くの医者にかかって、ひどく苦しめられ、
全財産を使い果たしても何の役にも立たず、
ますます悪くなるだけだった。

イエスのことを聞いて、群衆の中に紛れ込み、
後ろからイエスの服に触れた。

この方の服に触れればいやしていただける」
と思ったからである。

すると、すぐ出血が全く止まってる」
と思ったからである。

すると、すぐ出血が全く止まって
病気がいやされたことを体に感じた。

イエスは自分の内から力が出て行ったことに気づいて、
群衆の中で振り返り、
「わたしの服に触れたのはだれか」と言われた。

そこで、弟子たちは言った。
「群集があなたに押し迫っているのがお分かりでしょう。
それなのに、『だれがわたしに触れたのか』とおっしゃるのですか」

しかし、イエスは、触れたものを見つけようと、
あたりを見回しておられた。

女は自分の身に起こったことを知って恐ろしくなり、
震えながら進み出てひれ伏し、すべてをありのまま話した。

イエスは言われた。
「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。
安心して行きなさい。
もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい。」

イエスがまだ話しておられるときに、》

 会堂長の家から人々が来て言った。
「お嬢さんは亡くなりました。
もう、先生を煩わすには及ばないでしょう。」

イエスはその話をそばで聞いて、
「恐れることはない。ただ信じなさい」と会堂長に言われた。

そして、ペトロ、ヤコブ、またヤコブの兄弟ヨハネのほかは、
だれもついて来ることをお許しにならなかった。

一行は会堂長の家に着いた。
イエスは人々が大声で泣きわめいて騒いでいるのを見て、

家の中に入り、人々に言われた。
「なぜ、泣き騒ぐのか。子供は死んだのではない。眠っているのだ。」

人々はイエスをあざ笑った。
しかし、イエスは皆を外に出し、
子供の両親と三人の弟子だけを連れて、
子供のいる所へ入って行かれた。

そして、子供の手を取って、「タリタ、クム」と言われた。
これは、「少女よ、わたしはあなたに言う。起きなさい」という意味である。

少女はすぐに起き上がって、歩きだした。
もう十二歳になっていたからである。
それを見るや、人々は驚きのあまり我を忘れた。

イエスはこのことをだれにも知らせないようにと厳しく命じ、
また、食べ物を少女に与えるようにと言われた。









年間第14主日 2006.7.9

わたしは弱いときにこそ強い……
(二コリント12・10より)






マルコによる福音(6.1-6)

 
 〔そのとき、〕イエスは故郷にお帰りになったが、弟子たちも従った。

安息日になったので、イエスは会堂で教え始められた。
多くの人々はそれを聞いて、驚いて言った。
「この人は、このようなことをどこから得たのだろう。
この人が授かった知恵と、
その手で行われるこのような奇跡はいったい何か。

この人は、大工ではないか。
マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。
姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」
このように、人々はイエスにつまずいた。

イエスは、「預言者が敬われないのは、
自分の故郷、親戚や家族の間だけである」と言われた。

そこでは、ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、
そのほかは何も奇跡を行うことがおできにならなかった。

そして、人々の不信仰に驚かれた。
それから、イエスは付近の村を巡り歩いてお教えになった。









年間第15主日 2006.7.16

イエスは十二人を呼び寄せ、
二人ずつ組にして遣わすことにされた
(マルコ6・7より)





マルコによる福音(6.7-13)

 
 〔そのとき、イエスは〕
十二人を呼び寄せ、二人ずつ組にして遣わすことにされた。
その際、汚(けが)れた霊に対する権能を授け、

旅には杖一本のほか何も持たず、
パンも、袋も、また帯の中に金も持たず、

ただ履物は履(は)くように、
そして「下着は二枚着てはならない」と命じられた。

また、こうも言われた。
「どこでも、ある家に入ったら、
その土地から旅立つときまで、その家にとどまりなさい。

しかし、あなたがたを迎え入れず、
あなたがたに耳を傾けようともしない所があったら、
そこを出ていくとき、
彼らへの証(あか)しとして足の裏の埃)を払い落としなさい。」

十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。

そして、多くの悪霊追い出し、
油を塗って多くの病人をいやした。









年間第16主日 2006.7.23 

使徒たちはイエスのところに集まって来て、
残らず報告した
(マルコ6・30より)





マルコによる福音(6.30-34)

  〔そのとき、〕
 使徒たちはイエスのところに集まって来て、
自分たちが行(おこな)ったことや教えたことを残らず報告した。

イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、
しばらく休むがよい」と言われた。
出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。

そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで人里離れた所へ行った。

ところが、多くの人々は彼らが出かけて行くのを見て、
それと気づき、
すべての町からそこへ一斉に駆けつけ、彼らより先に着いた。

イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、
飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、
いろいろと教え始められた。










年間第17主日 2006.7.30 

イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、
座っている人々に分け与えられた
(ヨハネ6・11より)





ヨハネによる福音(6.1-15)

  〔そのとき、〕イエスはガリラヤ湖、
すなわちティベリアス湖の向こう岸に渡られた。

大勢の群衆が後を追った。
イエスが病人たちになさったしるしを見たからである。

イエスは山に登り、弟子たちと一緒にそこにお座りになった。

ユダヤ人の祭りである過越祭が近づいていた。

イエスは目を上げ、大勢の群衆が御自分の方へ来るのを見て、
フィリポに、「この人たちに食べさせるには、
どこでパンを買えばよいだろうか」と言われたが、

こう言ったのはフィリポを試みるためであって、
御自分では何をしようとしているか知っておられたのである。

フィリポは、「めいめいが少しずつ食べるためにも、
二百デナリオン分のパンでは足りないでしょう」と答えた。

弟子の一人で、シモン・ペトロの兄弟アンデレが、イエスに言った。

「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます。
けれども、こんなに大勢の人では、
何の役にも立たないでしょう。」

イエスは、「人々を座らせなさい」と言われた。
そこには草がたくさん生えていた。
男たちはそこに座ったが、その数はおよそ五千人であった。

さて、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、
座っている人々に分け与えられた。
また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。

人々が満腹したとき、イエスは弟子たちに、
「少しも無駄にならないように、
残ったパンの屑を集めなさい」と言われた。

集めると、人々が五つの大麦パンを食べて、
なお残ったパンの屑で、十二の籠がいっぱいになった。

そこで、人々はイエスのなさったしるしを見て、
「まさにこの人こそ、世に来られる預言者である」と言った。

イエスは、人々が来て、
自分を王にするために連れて行こうとしているのを知り、
ひとりでまた山に退かれた。