主日(日曜)の聖書



年間第31主日 2006.11.5

あなたの神である主を愛しなさい。
隣人を愛しなさい
(マルコ 12・30、31より)





マルコによる福音(12・28b-34)

〔そのとき、一人の律法学者が進み出て、イエスに尋ねた。〕

「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」

イエスはお答えになった。
「第一の掟は、これである。
『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。

心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、
あなたの神である主を愛しなさい。』

第二の掟は、これである。
『隣人を自分のように愛しなさい。』
この二つにまさる掟はほかにない。」

律法学者はイエスに言った。
「先生、おっしゃるとおりです。
『神は唯一である。ほかに神はない』とおっしゃったのは、本当です。

そして、『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し、
また隣人を自分のように愛する』ということは、
どんな焼き尽くす献(ささ)げ物やいけにえよりも優れています。」

イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て、
「あなたは、神の国から遠くない」と言われた。
もはや、あえて質問する者はなかった。 









年間第32主日 2006.11.12

この貧しいやもめは、
だれよりもたくさん入れた
(マルコ 12・43より)





マルコによる福音(12・38-44、または12・41−44)

〔そのとき、〕


《イエスは教えの中でこう言われた。
「律法学者に気をつけなさい。
彼らは、長い衣をまとって歩き回ることや、広場で挨拶されること、

会堂では上席、宴会では上座に座ることを望み、

また、やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈りをする。
このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。」》

 イエスは賽銭箱の向かいに座って、
群衆がそれに金を入れる様子を見ておられた。
大勢の金持ちがたくさん入れていた。

ところが、一人の貧しいやもめが来て、
レプトン銅貨二枚、すなわち一クァドランスを入れた。

イエスは、弟子たちを呼び寄せて言われた。
「はっきり言っておく。
この貧しいやもめは、賽銭箱に入れている人の中で、
だれよりもたくさん入れた。

皆は有り余る中から入れたが、
この人は、乏(とぼ)しい中から自分の持っている物をすべて、
生活費を全部入れたからである。」










年間第33主日 2006.11.19

人の子は、彼によって選ばれた人たちを
四方から呼び集める
(マルコ 13・27より)





マルコによる福音(13・24-32)

〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕

「それらの日には、このような苦難の後、
太陽は暗くなり、
月は光を放たず、

星は空から落ち、
天体は揺り動かされる。

そのとき、人の子が大いなる力と
栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。

そのとき、人の子は天使たちを遣わし、
地の果てから天の果てまで、
彼によって選ばれた人たちを四方から呼び集める。
 
いちじくの木から教えを学びなさい。
枝が柔らかくなり、葉が伸びると、夏の近づいたことが分かる。

それと同じように、あなたがたは、これらのことが起こるのを見たら、
人の子が戸口に近づいていると悟りなさい。

はっきり言っておく。
これらのことがみな起こるまでは、この時代は決して滅びない。

天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。

 その日、その時は、だれも知らない。
天使たちも子も知らない。
父だけがご存じである。」










王であるキリスト B年 2006.11.26

わたしが王だとは、
あなたが言っていることです
(ヨハネ 18・37より)





ヨハネによる福音(18・33b-37)

〔そのとき、ピラトはイエスに、〕
「お前がユダヤ人の王なのか」と言った。

イエスはお答えになった。
「あなたは自分の考えで、そう言うのですか。
それとも、ほかの者がわたしについて、あなたにそう言ったのですか。」

ピラトは言い返した。
「わたしはユダヤ人なのか。
お前の同胞や祭司長たちが、お前をわたしに引き渡したのだ。
いったい何をしたのか。」

イエスはお答えになった。
「わたしの国は、この世には属していない。
もし、わたしの国がこの世に属していれば、
わたしがユダヤ人に引き渡されないように、部下が戦ったことだろう。
しかし、実際、わたしの国はこの世には属していない。」

そこでピラトが、「それでは、やはり王なのか」と言うと、
イエスはお答えになった。
「わたしが王だとは、あなたが言っていることです。
わたしは真理について証(あか)しをするために生まれ、
そのためにこの世に来た。
真理に属する人は皆、わたしの声を聞く。」