主日(日曜)の聖書



神の母聖マリア 2007.1.1

幼子はイエスと名付けられた
(ルカ 2・21より)



ルカによる福音(2・16-21)

〔そのとき、羊飼いたちは〕
急いで行って、マリアとヨセフ、
また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。

その光景を見て、〔彼らは、〕
この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。

聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。

しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、
思い巡らしていた。

羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、
神をあがめ、賛美しながら帰っていった。

八日たって割礼の日を迎えたとき、
幼子はイエスと名付けられた。
これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。









主の公現 2007.1.7

わたしたちは東方から王を拝みに来た
(福音主題句 マタイ2・2より)



マタイによる福音(2・1-12)

イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。
そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、

言った。
「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。
わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」

これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。
エルサレムの人々も皆、同様であった。

王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、
メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。

彼らは言った。
「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。

『ユダの地、ベツレヘムよ、
 お前はユダの指導者たちの中で
 決していちばん小さいものではない。
 お前から指導者が現れ、
 わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』」
 
そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、
星の現れた時期を確かめた。

そして、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。
わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。

彼らが王の言葉を聞いて出かけると、
東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。

学者たちはその星を見て喜びにあふれた。

家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。
彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、
黄金、乳香(にゅうこう)、没薬(もつやく)を贈り物として献(ささ)げた。

ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、
別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。









年間第2主日 2007.1.14

イエスは最初のしるしを
ガリラヤのカナで行われた
(福音主題句 ヨハネ2・11より)



ヨハネによる福音(2・1-11)

〔そのとき、〕ガリラヤのカナで婚礼があって、
イエスの母がそこにいた。

イエスも、その弟子たちも婚礼に招かれた。

ぶどう酒が足りなくなったので、母がイエスに、
「ぶどう酒がなくなりました」と言った。

イエスは母に言われた。
「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。
わたしの時はまだ来ていません。」

しかし、母は召し使いたちに、
「この人が何か言いつけたら、そのとおりにしてください」と言った。

そこには、ユダヤ人が清めに用いる石の水がめが六つ置いてあった。
いずれも二ないし三メトレテス入りのものである。

イエスが、「水がめに水をいっぱい入れなさい」と言われると、
召し使いたちは、かめの縁まで水を満たした。

イエスは、「さあ、それをくんで宴会の世話役のところへ
持って行きなさい」と言われた。召し使いたちは運んで行った。

世話役はぶどう酒に変わった水の味見をした。
このぶどう酒がどこから来たのか、水をくんだ召し使いたちは知っていたが、
世話役は知らなかったので、花婿を呼んで、

言った。
「だれでも初めに良いぶどう酒を出し、
酔いがまわったころに劣ったものを出すものですが、
あなたは良いぶどう酒を今まで取って置かれました。」

イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、
その栄光を現された。
それで、弟子たちはイエスを信じた。









年間第3主日 2007.1.21

この聖書の言葉は、今日、
あなたがたが耳にしたとき、実現した
(ルカ 4・21より)



ルカによる福音(1・1-4、4・14−21)

わたしたちの間で実現した事柄について、
最初から目撃して御言葉(みことば)のために働いた人々が
わたしたちに伝えたとおりに、
物語を書き連ねようと、多くの人々が既に手を着けています。

そこで、敬愛するテオフィロさま、
わたしもすべての事を初めから詳しく調べていますので、
順序正しく書いてあなたに献呈(けんてい)するのがよいと思いました。

お受けになった教えが確実なものであることを、
よく分かっていただきたいのであります。

 〔さて、〕イエスは“霊”の力に満ちてガリラヤに帰られた。
その評判が周りの地方一帯に広まった。

イエスは諸会堂で教え、皆から尊敬を受けられた。
 
イエスはお育ちになったナザレに来て、
いつものとおり安息日に会堂に入り、
聖書を朗読しようとしてお立ちになった。

預言者イザヤの巻物が渡され、お開きになると、
次のように書いてある個所が目に留まった。

 「主の霊がわたしの上におられる。
 貧しい人に福音を告げ知らせるために、
 主がわたしに油を注がれたからである。
 主がわたしを遣わされたのは、
 捕らわれている人に解放を、
 目の見えない人に視力の回復を告げ、
 圧迫されている人を自由にし、
 主の恵みの年を告げるためである。」

イエスは巻物を巻き、係の者に返して席に座られた。
会堂にいるすべての人の目がイエスに注がれていた。

そこでイエスは、
「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」
と話し始められた。









年間第4主日 2007.1.28

母の胎から生まれる前に、
わたしはあなたを聖別し、諸国民の預言者として立てた
(エレミヤ 1・5より)



ルカによる福音(4・21-30)

〔そのとき、ナザレの会堂で預言者イザヤの書を読まれた。〕

イエスは、「この聖書の言葉は、
今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。

皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いて言った。
「この人はヨセフの子ではないか。」

イエスは言われた。
「きっと、あなたがたは、『医者よ、自分自身を治せ』ということわざを引いて、
『カファルナウムでいろいろなことをしたと聞いたが、
郷里のここでもしてくれ』と言うにちがいない。」

そして、言われた。
「はっきり言っておく。預言者は、自分の故郷では歓迎されないものだ。

確かに言っておく。
エリヤの時代に三年六か月の間、雨が降らず、
その地方一帯に大飢饉が起こったとき、
イスラエルには多くのやもめがいたが、

エリヤはその中のだれのもとにも遣わされないで、
シドン地方のサレプタのやもめのもとにだけ遣わされた。

また、預言者エリシャの時代に、
イスラエルにはらい病を患っている人が多くいたが、
シリア人ナアマンのほかはだれも清くされなかった。」

これを聞いた会堂内の人々は皆憤慨し、

総立ちになって、イエスを町の外へ追い出し、
町が建っている山の崖まで連れて行き、突き落とそうとした。

しかし、イエスは人々の間を通り抜けて立ち去られた。