主日(日曜)の聖書



年間第18主日 2007.8.5

上にあるものを求めよ。
そこには、キリストがおられる
(第二朗読主題句 コロサイ3・1より)





ルカによる福音 (12・13-21)

 〔そのとき、〕群衆の一人が言った。
「先生、わたしにも遺産を分けてくれるように兄弟に言ってください。」

イエスはその人に言われた。
「だれがわたしを、あなたがたの裁判官や調停人に任命したのか。」

そして、一同に言われた。
「どんな貪欲(どんよく)にも注意を払い、用心しなさい。
有り余るほど物を持っていても、
人の命は財産によってどうすることもできないからである。」

それから、イエスはたとえを話された。
「ある金持ちの畑が豊作だった。

金持ちは、『どうしよう。作物をしまっておく場所がない』と思い巡らしたが、

やがて言った。
『こうしよう。倉を壊して、もっと大きいのを建て、
そこに穀物や財産をみなしまい、

こう自分に言ってやるのだ。
「さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。
ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめ」と。』

しかし神は、『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。
お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。

自分のために富を積んでも、神の前に豊かにならない者はこのとおりだ。」









年間第19主日 2007.8.12

主人は、‥‥‥そばに来て給仕してくれる。
あなたがたも用意していなさい。
(ルカ 12・37、40より)





ルカによる福音 (12・32-48、
または12・35-40)

 〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕。

《「小さな群れよ、恐れるな。
あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。

自分の持ち物を売り払って施(ほどこ)しなさい。
擦り切れることのない財布を作り、尽きることのない富を天に積みなさい。
そこは、盗人も近寄らず、虫も食い荒らさない。

あなたがたの富のあるところに、あなたがたの心もあるのだ。」》

 腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい。

主人が婚宴(こんえん)から帰って来て戸をたたくとき、
すぐに開けようと待っている人のようにしていなさい。

主人が帰って来たとき、
目を覚ましているのを見られる僕(しもべ)たちは幸いだ。
はっきり言っておくが、主人は帯を締めて、
この僕たちを食事の席に着かせ、そばに来て給仕してくれる。

主人が真夜中に帰っても、夜明けに帰っても、
目を覚ましているのを見られる僕たちは幸いだ。

このことをわきまえていなさい。
家の主人は、泥棒がいつやって来るかを知っていたら、
自分の家に押し入らせはしないだろう。

あなたがたも用意していなさい。
人の子は思いがけない時に来るからである。」

 《そこでペトロが、
「主よ、このたとえはわたしたちのために話しておられるのですか。
それとも、みんなのためですか」と言うと、

主は言われた。
「主人が召し使いたちの上に立てて、
時間どおりに食べ物を分配させることにした忠実で賢い管理人は、
いったいだれであろうか。

主人が帰って来たとき、
言われたとおりにしているのを見られる僕は幸いである。

確かに言っておくが、主人は彼に全財産を管理させるにちがいない。

しかし、もしその僕が、主人の帰りは遅れると思い、
下男(げなん)や女中を殴(なぐ)ったり、食べたり飲んだり、
酔うようなことになるならば、

その僕の主人は予想しない日、思いがけない時に帰って来て、
彼を厳しく罰し、不忠実な者たちと同じ目に遭(あ)わせる。

主人の思いを知りながら何も準備せず、
あるいは主人の思いどおりにしなかった僕は、ひどく鞭打たれる。

しかし、知らずにいて鞭打たれるようなことをした者は、
打たれても少しで済む。
すべて多く与えられた者は、多く求められ、
多く任された者は、更(さら)に多く要求される。」









聖母の被昇天 2007.8.15

今から後、いつの世の人も
わたしを幸いな者というでしょう
(ルカ 1・48)



(神田教会聖歌隊席ステンドグラス)



ルカによる福音 (1・39-56


 そのころ、マリアは出かけて、
急いで山里に向かい、ユダの町に行った。

そして、ザカリアの家に入ってエリサベトに挨拶した。

マリアの挨拶をアリザベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。
エリサベトは聖霊に満たされて、

声高らかに言った。
「あなたは女の中で祝福された方です。
胎内のお子さまも祝福されています。

わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、
どういうわけでしょう。

あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、
胎内の子は喜んでおどりました。

主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、
なんと幸いでしょう。」

そこで、マリアは言った。

「わたしの魂は主をあがめ、
わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。

身分の低い、この主のはしためにも
  目を留めてくださったからです。
今から後、いつの世の人もわたしを幸いな者と言うでしょう、

力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。
その御名は尊く、

その憐(あわ)れみは代々に限りなく、
主を畏(おそ)れる者に及びます。

主はその腕で力を振るい、
思い上がる者を打ち散らし、

権力ある者をその座から引き降ろし、
身分の低い者を高く上げ、

飢えた人を良い物で満たし、
富める者を空腹のまま追い返されます。

その僕(しもべ)イスラエルを受け入れて、
憐れみをお忘れになりません。

わたしたちの先祖におっしゃったとおり、
アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」

マリアは、三ヶ月ほどエリサベトのところに滞在してから、
自分の家に帰った。









年間第20主日 2007.8.19

わたしが来たのは、
地上に火を投ずるためである
(ルカ 12・49より)





ルカによる福音 (12・49-53)

 〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕

「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである。
その火が既(すで)に燃えていたらと、どんなに願っていることか。

しかし、わたしには受けねばならない洗礼がある。
それが終わるまで、わたしはどんなに苦しむことだろう。

あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思うのか。
そうではない。
言っておくが、むしろ分裂だ。

今から後(のち)、一つの家に五人いるならば、
三人は二人と、二人は三人と対立して分かれるからである。
 
父は子と、子は父と、
 母は娘と、娘は母と、
 しゅうとめは嫁と、嫁はしゅうとめと、
 対立して分かれる。」








年間第21主日 2007.8.26

人々は、東から西から来て、
神の国で宴会の席に着く
(福音朗読主題句 ルカ13・29より)





ルカによる福音 (13・22-30)

 〔そのとき、〕イエスは町や村を巡って教えながら、
エルサレムへ向かって進んでおられた。

すると、「主よ、救われる者は少ないのでしょうか」と言う人がいた。
イエスは一同に言われた。

「狭い戸口から入るように努めなさい。
言っておくが、入ろうとしても入れない人が多いのだ。

家の主人が立ち上がって、戸を閉めてしまってからでは、
あなたがたが外に立って戸をたたき、
『御主人様、開けてください』と言っても、
『お前たちがどこの者か知らない』という答えが返ってくるだけである。

そのとき、あなたがたは、
『御一緒に食べたり飲んだりしましたし、
また、わたしたちの広場でお教えを受けたのです』と言いだすだろう。

しかし主人は、
『お前たちがどこの者か知らない。
不義を行う者ども、皆わたしから立ち去れ』と言うだろう。

あなたがたは、アブラハム、イサク、
ヤコブやすべての預言者たちが神の国に入っているのに、
自分は外に投げ出されることになり、そこで泣きわめいて歯ぎしりする。

そして人々は、東から西から、また南から北から来て、
神の国で宴会の席に着く。

そこでは、後の人で先になる者があり、先の人で後になる者もある。」