June 3, 2001
カトリック神田教会
★ J.S. バッハ(1685-1750) 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542
Johann Sebastian Bach Fantasie und Fuge
越原 由香(Org.)
J.S.バッハのケーテン公時代の作品。「小フーガ ト短調」に対して大フーガと称される。華やかな即興部分と整然たる対位法が交互に出現する幻想曲、フーガはイタリア的な弦楽協奏曲の趣を持つ。バッハのオルガン作品中名作の一つ。
★ W.A. モーツァルト(1756-1791) 「微笑みつつ、静けさが」 K.512
Wolfgang Amadeus Mozart “Ridente la calma”
原 安里(Sop.)
1772年モーツァルトがイタリアにいた頃のカンツォネッタ。詩人は不詳。
“静けさが笑みをたたえながら、心の中に目覚める。蔑みと恐れの印をそこに残すな。
愛しいものよ。おまえはやってくる”
★ W.A. モーツァルト 「恋とはどんなものかしら」 K.492
Wolfgang Amadeus Mozart “Voi, che sapete che cosa e amor”
田中 恵美子(Sop.)
オペラ「フィガロの結婚」第二幕より。伯爵の小姓ケルビーノが歌う有名な曲。スザンナのギター伴奏でケルビーノがかつて伯爵夫人に捧げた歌を歌う。ケルビーノは少年だが女性が演じる。
★ A. コレルリ(1653-1713) 12のトリオソナタ 作品3-4 ロ短調
Arcangelo Correlli Sonaten Op.3-4
種子田 武隆(Fl.)/種子田 敦子(Vl.)/越原 由香(Org.)
作曲者のアルカンジェロ・コレルリは、大バッハより30年程前に生を受けた、イタリアの後期バロック音楽のトリオ-ソナタやコンチェルト・グロッソなどの器楽形式の形成期に最大の役割を果たしたヴァイオリニスト・作曲家。ローマで、B. パンフォーリ枢機卿・P. オットポーニ枢機卿の楽団の楽長をつとめた。12曲のトリオソナタ4集が、現存しており、この12曲という数と、トリオ=3という数は、神学からは切り離せない数字である。のちに、ヴィヴァルディ、ヘンデルも12曲のコンチェルトグロッソ集を作曲したことからも、教会音楽を捧げたこれらの作曲家の信仰が窺い知れる。今日は、フルート、ヴァイオリン、オルガンのトリオで演奏する。
★ W.A. モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番 K.424
Wolfgang Amadeus Mozart Duo fur Violine und Viola
小林 眞佐子(Vl.)/荒木 信子(Vla.客演)
モーツァルトが1783年ザルツブルグで作曲した2つのヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲の一つ。アダージオ−アレグロ、アンダンテ・カンタービレ、主題と変奏の3楽章からなり、ヴァイオリンを協奏曲風に扱っている点に特徴がある。(今回は終楽章を割愛)
★ F. シューベルト(1797-1828) ガニュメート Op19-3 D.544
Franz Schubert Ganymed
佐伯 トシ子(Sop.)
1817年の作。ギリシア神話によるゲーテの詩に附曲した純粋の通作歌曲。ガニュメートとは美少年の名で、天界の王者ゼウスが鷲に姿を変えて、彼をオリンポスの山に連れて行く途中のガニュメートの歌。讃美歌風の曲想に統一されて重厚な傑作となっている。
★ C. フランク(1822-1890) 天使の糧
Cesar Franck Panis angelicus
武田 毅(Ten.)/聖歌隊
「3声のミサ」(作品12 1860年)に含まれる。1872年にテノール独唱用に編曲された(テノール オルガン ハープ チェロ コントラバス)独唱、合唱、独奏、合奏用に数多くの編曲がある
★ S. V. ラフマニノフ(1873-1943) ヴォカリーズ
Sergei Vassilievich Rakhmaninov Vocalise
伊藤 百合子(Sop.)
ヴォカリーズとは本来歌唱の練習の為に母音でメロディーを唱うことを意味するが、同じような様式で作曲された芸術歌曲のこともある。ラフマニノフが1910年から15年にかけて作曲した歌曲集作品34の中の第14曲がヴォカリーズである。ソプラノ又はテノール用として歌われ、憂愁を含んだ旋律に始まり、ロシア民謡のイディオム(慣用法)を充分活用した甘く趣き深い曲である。
★ J.S. バッハ 主よ人の望みの喜びよ BWV.147
Johann Sebastian Bach Jesu meine Freude
聖歌隊